包装紙でお包みし、その上にのしを掛けさせていただきます(外のし)。
のしの種類と選び方
のしの構成
のし紙は「のし(熨斗)」「水引」「表書き」「名入れ」の4つで構成されています。

水引の種類
用途: 出産、入学、長寿、定年退職など
水引の結び方で最もよく使われるのが、形が蝶のように見える「蝶結び」です。「花結び」とも言います。
蝶結びは簡単にほどくことができて、何度でも結び直せることから、何度あってもいいというお祝い事やお礼の際に使用します。通常は、紅白の水引を使用します。
ただし、悪いことも「何度も繰り返す」ことになるので、結婚、弔事、病気お見舞いなど、繰り返してほしくないお祝いやお礼には使えません。

用途: 結婚、お見舞い、お葬式などの弔事など
結び目の先が上になるように結んだものが、「結び切り」です。
「真結び」とも言います。簡単に解けないように、水引を中心で固く結ぶ方法です。1度結ぶと引っ張ってもほどけないことから、「繰り返して欲しくない」場合に使います。蝶結びでは使えなかった結婚式のご祝儀や病気のお見舞い、お葬式などの弔事に使用します。
通常は、紅白の水引を使用し、結婚式は金銀もよく使われます。弔事の場合は、黒白が一般的です。

表書き
のし紙の上部に表示される用途の名称です。
入学、成人、出産などの一般的な祝い事であれば「御祝」、結婚の祝いであれば「御結婚御祝」や「寿」などを記載します。
他にも御出産、御祝、御中元、御歳暮、粗品など、用途に合わせて記載します。
表書きと名前両方を書かないシンプルな熨斗のことを「無地のし」と言います。
あまり堅苦しくなく、相手に気を使わせないように無地のしを選択される方も多いです。
名入れ
のし紙の下部に表示される送り主様のお名前です。
苗字のみもしくはフルネーム、店名、企業名などを記載します。七五三内祝などは、お子様のお名前を入れます。
関係者があまり多くなる場合は「◯◯一同」や「有志一同」などまとめて記載する場合もあります。