美しい自然が残る島、与論島
奄美本島から約82キロ、沖縄まで約23キロの場所に位置する奄美群島最南端にある与論島。
与論島はサンゴ礁が隆起してできた島で、周りには透明度の高い美しい海が広がっています。
その素晴らしい絶景は映画やミュージックビデオのロケ地として使用されるほどです。
人口約5000人という小さい島ながらも、大潮の干潮時のみに姿をあらわすサンドバー「百合ヶ浜」、国の重要無形民俗文化財に指定されている「与論十五夜踊り」など小さい島ながらも唯一無二の自然景観や独自の文化が息づいている島です。
自然素材から生まれるあーどぅる焼き
そんな与論島で作られている陶器、「あーどぅる焼き」。
島のヤシ、ソテツなど島の植物の灰を使って焼いたオリジナルの陶器を制作販売する窯元
「ゆんぬあーどぅる焼窯元」さん。
「ゆんぬ」は与論、「あーどぅる」とは「赤土」のこと。
サンゴ礁でできた島を覆う赤い土を使用して器をつくり、
島の自然素材から抽出したできた手作りの釉薬を使用し、一つ一つ手作りでお皿やカップなどを制作しています。
与論島に行かなければ買うことができないあーどぅる焼。今回は、小さくてかわいい豆皿をご用意しました。
副菜を入れるのはもちろんですが、お茶請けのお菓子を入れる小皿としてもぴったりです。
アイデア次第で、いつも使うアクセサリーを入れたり、玄関先での鍵置き場など小物入れとしても活用できそう。
サンゴとガジュマル。
同色で揃えても、違う色合いで揃えても食卓が素敵にランクアップしそうですね。
サンゴとガジュマルの二つの釉薬
左:サンゴ釉薬 / 右:ガジュマル釉薬
※写真はお茶碗の写真ですが、妙薬による色の違いとしてご参照ください。
サンゴ釉薬
与論島はサンゴ礁でできた島。
美しい白い砂浜は、打ち上げられたサンゴが多く含まれます。この砂を細かく砕き、釉薬を作りました。
焼き上がりは、やさしい淡い乳白色。
青いガラスと一緒に焼くことで、美しいヨロンブルーを表現しています。
ガジュマル釉薬
与論島に自生する樹「ガジュマル」。枝から根を垂らし、気根をつくっていく様は「溶樹」とも呼ばれ、精霊(ケンムン)が棲むという伝説もある聖樹です。奄美では多くのガジュマルが自生しており、「神の宿る木」、「多幸の木」として昔から島民たちに親しまれています。
このガジュマルを使って作った釉薬は、
深い藍色をベースに水色が現れ、落ち着いた風合い が素敵な逸品。
【詳細】
直径7.5cm、高さ約2cm
※手作りですので、大きさには若干の誤差があります。
※色の出方は一つ一つ違います。
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